忍者ブログ
島根県のハードコアパンクバンド、ヤンキー少女、改めSOFT、改めストーナーロックバンドPOSTOVOIのボーカルjunkieの公式ブログ!!!
[131]  [130]  [129]  [128]  [127]  [126]  [125]  [124]  [123]  [122]  [121
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

mindthedrift.JPG


アメリカのアンダーグラウンド最大の盟主でありキング・オブ・オルタナティヴとして君臨しているあのMelvinsから全幅の信頼と寵愛を受け、Toolのアダム・ジョーンズと深い親交があり、ファースト・アルバムの今年中のリリースが待たれている夢の超絶スーパーバンドShrinebuilderのサウンド・エンジニアに抜擢されるなど、現在アメリカでもっとも成功している日本人サウンド・エンジニアであるToshi Kasai氏。

この「Mind the Drift」はそのKasai氏がギタリストとして参加しているバンドBig Businessの最新作だ。音のほうは良質なハード・ロックで、メロディが練り込まれ独特のクセを持っているためにオルタナティヴ寄りからもヘヴィ・メタル寄りからも平等に享受できる強度がある。いわゆるメロ・コアやメロ・スピの「メロディック」とは一線を画すトラディショナルなメロディ・センスが際立つ一方で、ベタなキメやフレーズを挿入することでハード・ロックとしてのオーガニックさを堅持することに成功している。こういう良質なヘヴィ・メタルはもっと聴かれて然るべきだ。


音楽産業は今日、その多様性という意味において爛熟期を迎え、穿った見方をすれば衰微曲線へと以降しつつあるのかもしれないが、それでもなお良質なメロディと男根主義的なサウンドスケープを湛えたロックという文法の訴求力は健在であり、永劫に普遍のものであるようにさえ思える。ロックは文字通り「ビッグ・ビジネス」だ。ことの次第とその是非は別としても、こうした「爆音と中毒性が瀰漫したハード・ロック」の系譜は連綿と受け継がれ、東西に確固たる地歩を築いている。

例えばわたしはラッドウィンプスのCDを1枚も持ってないし曲をマトモに聴いたこともないけど、あれは日本の歌謡曲の正嫡として古くは商業フォークの叙情性や朴訥さ、新しくは90年代の渋谷派閥のローファイズムを継承しながら尚且つヘヴィ・ロックのヘヴィネスとラウドネスをJ-POPの文法でソフィスティケイトされた形式に翻訳している、なんだかんだで高性能なポップ・ミュージックでしょう。ヘヴィな部分は飾りなのかもしれないけど、それでも純粋にヘヴィ・ロックとして聴くと充分高性能で、日本の中学生や高校生にとって歴としたヘッド・バングの対象として機能する、我々にとってのAC/DCのような存在として屹立しているんでしょう。コンテクストを仔細に精査すると純粋な意味でのロックとは違うかもしれないけど、ファンクションそのものはもはやロック以外の何者でもない。歌詞も充分にロックだし。だからラッドウィンプスがやっていることはBig Businessのそれと大して違わないわけだ。このまえバイトの有線で流れていたダイゴのブレーカーズの新曲もめちゃくちゃカッコいいヘヴィ・ロックで、それもまた音楽そのものはもはやBig BusinessやChurch of Miseryと形式的にはほとんど違わない。あれをもうちょっと長尺にしてミックスを変えるだけで、ひょっとしたらCorruptedやSunn 0)))にさえ近似するかもしれない。

ロックというのはもはやそこまで記号化し尽くされている。ロックが過剰になることがむしろポップであって、前時代的なポップに遡行することがもはやポップでなくなっている。こういう時代に、では何をもって本質的なロックとするか。ロックのコマーシャライズに抵抗する形で派生した原理主義的な運動であるストーナーでさえ、もはやノスタルジアのひとつでしかないとするなら、我々は何にオルタナティヴを見出していくべきなのか。

もちろん、両者は完全に同じというわけではない。ほとんど同じ、というだけで、違う部分もある。でもこの違いは微妙なものだ。真似しようと思ってもできないものだ。
わたしはポップ・ミュージックも大好きだしヘヴィ・ロックやヘヴィ・ドローンと同等に聴く。ラッドウィンプスもあんまり聴かないけど、やっぱり非の打ち所のない高性能なヘヴィ・ロックだと思う。「良質なヘヴィ・メタル」という意味では、もう境界線はほとんど存在しないも同じ、と言って良い。それでも、Big Businessのニューアルバムがそれらと完全に同じかというと、少し違うかな・・・0.5ゲーム差で。
個人的にはBig Businessのほうがなんとなく好きです。



[追記(8/19)] 文中で『ダイゴのブレーカーズの新曲』として言及している楽曲はあとで調べてみたらBREAKERZの新曲でもなんでもなく、DAIGOさんとは何の関係もないLa Vieというバンドの「FREEDOM」という曲でした(ちなみにBREAKERZの新曲は往年のビーイング色丸出しの曲で、織田哲郎あたりがゴーストライトしてそうな曲でした)。何でも、USENに大量にリクエストしないと解散するとか、次のワンマンライブで600人動員できなければ解散するとか、手段を選ばぬえげつないマーケティング・ストラテジーで商魂たくましくて素敵です。なんか昔のウリナリみたいですが・・・。だから有線であんなに垂れ流されていたんですね!声質がDAIGOさんと似ていて、音はかなりカッコいいヘヴィ・ロックでおすすめのJ-POPです。遊戯王の主題歌だそうですが。アニソンかよ!
PR
Comment
name 
title 
color 
mail 
URL
comment 
pass    Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
11 2017/12 01
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
Twitter
junkie uses Twitter

最新コメント
[10/27 Sandra]
[10/15 ブランドコピー]
[10/13 Andrea Gibson]
[09/28 偽ブランド 通販]
[09/27 Sarah Carlson]
最新トラックバック
(12/18)
バーコード
プロフィール
HN:
junkie
性別:
男性
自己紹介:
島根県のハードコアバンド、ヤンキー少女改め、SOFT、改め爽やかJ-POPデスメタルバンドPOSTOVOIのギター・ボーカルです。

バンドとは別にソロプロジェクトとして、チップチューン・デス・メタルを追求するF.O.D(Fuck or Die)をはじめました。MySpace

メールはこちら
ブログ内検索
カウンター
カウンター
最近のお気に入り
FLEETWOOD MAC "MR. WONDERFUL"


EARTH "EARTH 2 -SPECIAL LOW FREQUENCY VERSION-"


FLEETWOOD MAC "LIVE IN BOSTON REMASTERED VOLUME ONE"


FLEETWOOD MAC "LIVE IN BOSTON REMASTERED VOLUME TWO"


BLUE CHEER "VINCEBUS ERUPTUM"


MELVINS "LYSOL"


SIGH "GALLOWS GALLERY"



伊東美和 「ゾンビ映画大事典」



「悪魔のいけにえ」


「バッド・テイスト」


「愛のむきだし」


「マーターズ」
忍者アナライズ
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]