忍者ブログ
島根県のハードコアパンクバンド、ヤンキー少女、改めSOFT、改めストーナーロックバンドPOSTOVOIのボーカルjunkieの公式ブログ!!!
[130]  [114]  [108]  [107]  [106]  [105]  [104]  [95]  [94]  [87]  [85
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

otokomaedoufu.JPG

お久しぶりです。ジャンキーです。今日は日記風でいってみようと思います。

今日は3月5日。明日は、卒業ライブです。島根大学軽音楽部の歴史がここで一区切りつく、重要な一日です。卒業される4回生の皆さんの中で、もう人前でステージに立って演奏するということをしなくなってしまう人も、もしかしたらいるかもしれません。だからこの日は、花も嵐もともにわかちあった刎頚の絆が確かにそこにあったことを、バンド演奏というかたちで認識する最後の日だとも言えるのです。こればかりはわたしにはまだわかりません。来年、卒業して離散する身分になってはじめてわかる種類の気持ちです。

でも、そのときにあるべき自分の姿を想像することはできます。今日言いたいことは、そういうことです。

最近思うことがあって・・・というより、ずっと胸に秘匿していたことだったけれど、最近まえにも増して心に去来しつづけていることがあって、それが澱のようにくすぶっています。そのこととは、


「自分は何のために生まれたか」


、というものです。

近代哲学を紐解くと、ソシュール以降の記号論やウィトゲンシュタインのsprachspielは以下のような答えを導きます。

「何のために生まれたか、という理由などどこにもない。それを捜し求めることは無意味だ。
ただ、自分が生まれ、かくのごとく生きているという事実だけがそこにある」


要するに、自分がどうあるべきかを何かに依拠して(たよって)根拠付けることはできない、自らは自らがあるようにあり、それ以上でも、以下でもない、ということです。



でも、それでは答えになってない、と思うひともいるでしょう。それはAとは何か?という問いに、AとはAである、と答えているに過ぎないのだから。

何かに絶望したり不安に押し潰されそうになったときに、では「なぜそこまでして生きねばならないのか」、と思う。誰にでもある経験だと思うけれど、そこに答えがなかったとき、わたしたちは途方に暮れるしかない。

「自分は何のために生まれたのか?自分が生きていることに意味などないのだろうか?」


さて、ウィトゲンシュタインはしかし、このようにも言っています。


「自分という種をまくのではなく、自分という土地に種をまけ」


この言葉を聴いたとき、最初はよくわからなかった。その意味をかみくだくことができなかった。でも、最近、それがおぼろげながらわかりつつある。その意味がより現実性を伴ってわかりつつある。つまり
「自分が生きていることの意味」を求めるのではなく、「自分が生きていく道」を探すのだと。
わたしは最近、そういう風に解釈するようになりました。


Q : あなたにとって音楽とは何ですか。バンドを組んで、人前で演奏する、ということは、あなたにとってなんですか。なぜそれをするのですか。あなたにとって、それは意味のあることなのですか。


A : 音楽をするためにわたしは生まれてきたわけじゃない。バンドを組むために生まれてきたわけでもない。そのことが意味のあることかどうかも、わからない。ただ、わたしには幸福にも演奏したい音楽があり、バンドを組むことで苦楽をともにできる仲間がいた。なぜか?それがわたしが選んだ道だから。そういう道をいままでも選んできたから。


これから選ぶ道は、どんな道だろうか?
わからない。だけど、もう1年間のモラトリアムのなかで、わたしはきっといままでと同じ道のつづきを歩いている。音楽をしている。バンドをしている。

それがおれの選んだ道。







ということで、ほんとうに自分がやりたいバンドを組みます。いま頭の中にあるのは、Nick Drakeみたいな静かな音楽。アコースティック・スカムで、きれいなフォークソングに「うんこちんこまんこゲロ」という歌詞を乗せて、世界を呪います。

メンバー募集します!!!



明日(日付の上では今日)も更新します。
明日はリアルタイムで卒業ライブの衣装づくりを速報します。
PR
Comment
name 
title 
color 
mail 
URL
comment 
pass    Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
最新トラックバック
バーコード
プロフィール
HN:
junkie
性別:
男性
自己紹介:
島根県のハードコアバンド、ヤンキー少女改め、SOFT、改め爽やかJ-POPデスメタルバンドPOSTOVOIのギター・ボーカルです。

バンドとは別にソロプロジェクトとして、チップチューン・デス・メタルを追求するF.O.D(Fuck or Die)をはじめました。MySpace

Amazonのアソシエイトとして、SOFT ブログの管理人junkieは適格販売により収入を得ています

メールはこちら
ブログ内検索
カウンター
カウンター
最近のお気に入り
FLEETWOOD MAC "MR. WONDERFUL"


EARTH "EARTH 2 -SPECIAL LOW FREQUENCY VERSION-"


FLEETWOOD MAC "LIVE IN BOSTON REMASTERED VOLUME ONE"


FLEETWOOD MAC "LIVE IN BOSTON REMASTERED VOLUME TWO"


BLUE CHEER "VINCEBUS ERUPTUM"


MELVINS "LYSOL"


SIGH "GALLOWS GALLERY"



伊東美和 「ゾンビ映画大事典」



「悪魔のいけにえ」


「バッド・テイスト」


「愛のむきだし」


「マーターズ」
忍者アナライズ
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]