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島根県のハードコアパンクバンド、ヤンキー少女、改めSOFT、改めストーナーロックバンドPOSTOVOIのボーカルjunkieの公式ブログ!!!
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とは、カタールに引き分けたあとの御大の言葉らしい。勝ち点3を取れなかったこと(加えて、裏のゲームではベトナムがUAEに完封勝利し、グループ順位でも後塵を拝した上に、次戦ではUAEが死ぬ気で日本に向かってくることになった、というペナルティ)を考慮して、選手のモチベーションを下げないことが重要なので、オシムはあえてこういうショック療法を使っているのではないか。「おまえらはアマチュアか!」っていう発言もあったそうだが、高温多湿のコンディションでうまく相手を疲労させるようにハイ・ポゼッション、サイドアタック中心のセーフティー・ファーストのサッカーを展開し、実際ロスタイムまで1点をリードしていたことを思えば、あの試合はそれなりに評価できた試合のはずで、コンビネーションにおいてもかなりわれわれの目を楽しませてくれたはず。その意味でプレス・カンファレンスでは「事故、不注意」と選手自体は擁護している発言をし、あえて裏では選手に気合を入れる。オシム監督というのは戦術的な慧眼もさることながら、まず、選手のコンディションとモチベーションのコントロールが非常にうまい監督なのである。わかりやすいロジックな部分(戦術、選手選定)がかなり拮抗している現代サッカーの水準の上で、いちばん大きなイニシアティヴを持つようになっているのが、実はこの精神論的なモチベーション対策であると思う。もちろん、その段階に至るには徹底したスカウティングと選手個々のインテリジェンスの向上、コンセプトの共有、等、ロジックな部分におけるさまざまな「インフラ」を整備しておかねばならないことは言うまでもない。今大会ではNHKの解説員としてちゃっかり安座する某人間力のように、ことさらに暑さ対策ばっかり強調してもいけない。

まず、オーストラリアがイラクとの好ゲームを落としている。これは驚くべきことである。
当然、個のレベルではイラクが侮れないチームであるということはわかってはいたが、問題はいかにサッカルーのやっているサッカーが内容的には古色蒼然とした旧式のポゼッション・サッカーであったかということだ。まるでジーコ・ジャパンを観ているようなサッカルー。やっぱりヒディンク政権というのは、肝心なものを残さない。テーハミングクにしろサッカルーにしろ、「徹底的にファウル覚悟のボディ・コンタクト重視のプレス、とにかく運動量、後半はパワープレー」。まあ、個人的にヒディンク自体は優れた指導者だと思う(ディシプリンとコンセンサスをもたらし、そしてモチベーションをコントロールすることに長けている)けれど、彼が去ったあとに残されたものがここまで形骸化したものとは思わなかった。いまのサッカルーが受け継いでいるのは「後半はパワープレー」だけである。
アグレッシヴに泥臭くいってナンボのヒディンク・サッカーを取り戻せるか。って、いまは他人の心配してる場合じゃないんだけど。
と思ってたら、韓国もバーレーンに負けている。この試合は韓国の先制点も素晴らしいテクニカルなゴールであったし、ロングフィード一発で決めたバーレーンの一点目、相手のプレッシャーをうまくすり抜けた奇跡的な二点目、非常に良いゴールが連発した良いゲームだったが、やはりどちらもサッカーの内容としてはあまり良くない。なぜエリアの眼前で韓国はチンタラとボールを回し、フォワードは自分が点を獲ることだけを考えてセットアップにばかり夢中になるのだろう。バーレーンは相変わらず守ってばっかの中東カテナチオで、それなりの魂のディフェンスはグッとくるんだが、攻撃が個人技のボールキープと裏への一発ばっかりなのである。同じような守備サッカーでもいかにオマーンが魅力的なサッカーをしていたかを思い知らされる。
個人的に大好きな選手であるチョ・ジェジンに、ここは是非とも奮起してほしいのだ。って、いまは他人の心配してる場合じゃないんだけど。

さて、日本対UAE。
絶対に勝たなければならない、という潜在的なサスペンションがどちらのチームにもあったが、良くも悪くも、高原の先制点によって日本のゲームプランはあっさりと崩れてしまった。
スタメンはGK川口、ストッパーは中澤、阿部、右に加地、左には今野に代えて駒野、中盤は鈴木、憲剛、俊輔、遠藤、ツートップは巻と高原。日本は前回カタール戦から二人を入れ替えている。まず、今野をベンチに置いたが、これにはおれの邪推ながら二つの可能性が考えられる。オシムは今野を、センターバック、あるいは鈴木のバックアッパーとして使いたいのではないか。当初、鈴木のセカンドチョイスは橋本であったが、カタール戦で鈴木に代えて途中投入された彼は、いまいちミスが目立ってしまった。もうひとつは、今野が攻撃面に関してはあまり良いプレーをしていないということ。そもそもセンターの選手なので、サイドバックもどきをやらせること自体が酷だと言われればそうなのだが、もともと彼は駒野のようにタメを作ったり中へ切り込んだりすることよりも堅実にボールをカッティングしたりプレスしたりするタイプであって、やはりサイドではもう少し攻撃面のアイディアが欲しいというのがオシムの本音ではないか。このUAE戦では、鈴木に代えて橋本ではなく、今野が途中出場を果たしていることは、微妙に重大な要素である。
そして、巻。これは、やはり、カタール戦でのワントップの、中盤の三人のエキストラキッカーがあまり積極果敢なポジションチェンジと前線への飛び出しを行わなかったこと、そしてカタール戦と同様にお互いの出方を伺いミスを待つ形となる我慢のサッカーにおいて、リスクの高い縦方向のポジションチェンジよりも、予め前線のスペースをツートップで埋めさせて中盤のエキストラキッカーの三人に役割分担をハッキリさせる(このUAE戦においては憲剛が鈴木と連携して底をカバーしレジスタ的に、俊輔がタメ、そして遠藤が飛び出し)ことでリスクの少ない前時代的なポゼッション・サッカーを選択したほうが良い、というオシムの判断ではないか。
このようにして、日本はややフラットな4-5-1、もしくは底が最終ラインに吸収されての5-4-1のように若干退いてミスを待つ中東のチームに合わせてカタール戦と同様にセーフティーなサイドアタック主体のサッカーを志向する一方で、前回の教訓からフレキシビリティを若干逓減させながらもより機能しやすい固定分業型のポゼッション・サッカーにややコンセプトをシフトしてのゲームプランで試合に臨んだ。
まず、UAEがかなりトップモードで、前回のベトナム戦ではまったく使わなかった連携によるサイドアタックを仕掛けてきて(駒野の裏を狙おうという意図があったのか)、日本が序盤でピンチを迎える。試合開始後しばらくは全体的にUAEがイニシアティヴを掌握する、日本にとっては後手の展開、我慢のサッカーをしながらも攻められ披露させられるいやな展開が続く。それでも日本はサイドを中心に、センターで絶対にボールを失わないようにセーフティーにボールをつなぎ、少ないチャンスからセットプレーを得る。ここで高原先制。
しかし、この先制点と、続く高原の2ゴール目(通算3ゴール目)で完全に試合を握った日本は、敢えて我慢のサッカーをしてセーフティーに展開する妥当性を見失ってしまう。実に浮ついたチーム。これは、実はチームとしては少し危険な状況である。2点をリードし、相手はプレスも積極的ではなく、しかも活気付いた中盤が水を打ったように効果的な飛び出しを続けている。ここで下手に中央突破へシフトし色気づかずに、俊輔のタメと沿道の飛び出しを中心に少し芸の入ったエスプリ満載のサイドアタックの方向へとその浮ついた遊び心を持っていったことが結果論ながら幸いする。センターでボールを失い、闘志に燃える危険なセンターフォワードへ重箱の隅をつつくような長いボールが渡っていたなら、試合はどうなっていたかわからない。
とにかく、結果として3-1。終盤の失点はある意味で防ぎようがない。集中と連携が弛緩していた、ということもアリだろうが、3点リードして疲れていればそれは力抜けるぜ。決めたUAEが偉い。
まず、巻がうまく機能して中盤のポゼッションとショートパスを助け、また自分自身もサイドへ開いて攻撃に厚みをつけていた。個人的にはもう少しキレて欲しいところだし、少しオフザボールにアクションが傾いていた気がしなくもない。ほんとうは点も獲れる選手なので、矢野とのポジション争いにも(いい意味で)勝てるような結果も残して欲しい。後半の日本の中盤のセーフティー・ファーストには狡猾ぶりに呆れるところだが、やはりカタール戦の教訓が頭に強く残っていたということ。ただ、水野にはもっとサイドで勝負して欲しかったな。

試合が終わってオシムは、
「選手におめでとうを言ってくれ」
といつもの一言。
モチベーション、上げてますね。


アジアカップ  日本vs.UAE  (3-1)

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島根県のハードコアバンド、ヤンキー少女改め、SOFT、改め爽やかJ-POPデスメタルバンドPOSTOVOIのギター・ボーカルです。

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