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島根県のハードコアパンクバンド、ヤンキー少女、改めSOFT、改めストーナーロックバンドPOSTOVOIのボーカルjunkieの公式ブログ!!!
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いつの間にかJ1が終わり、そして始まり、その間にロシアの陸軍クラブで本田三角形が発動、チャンピオンズリーグで弾丸フリーキックを決めたり、その一方で、大宮の塚本選手が骨肉腫に倒れ予断を許さない状況がつづいています。サッカーは休むことなく動きつづけ、そのパラダイムも変化しつづけています。つい最近まではモリーニョ・チェルシー(チェルスキ)の系譜を汲む超体育会系フィジカル・サッカー、リトリートとスプリントとボディ・コンタクトのフットボールが隆盛を極めていましたが、リアリズムとファンタジーを均等に具備したグアルディオラ・バルセロナFCのCL&CWC制覇を分水嶺に、スペイン式のツータッチの華美なフットボールが新たなトレンドとなっている、という言説もまことしやかにささやかれはじめています。曰く、メッシをトップ下に置きツートップがサイドに開き、ツーバックとアンカーが3バック的にビルド・アップを志向する、過日のクライフの3-4-3を彷彿とさせるサッカー。また、西部謙司氏は「ビルド・ダウン」なる術語を披瀝しはじめてもいます。


サッカーはいったいどこへ向かおうとしているのか。

・・・そんな深遠なテーマとは若干遠い疎開地から、PC内に書き溜めてきたわたしのサッカー日記をいくつか公開し、拙い管見を投じてみようと思います。


J1の2009シーズンの個人的な統括、シーズン最大のハイライトとなった第33節の鹿島 vs. G大阪のマッチ・リポート、そして大分トリニータの降格について。
 


20091210


鹿島が3連覇。コウロキは一年通してこのコンディションだったらすごかったのになー。とはいえ、この周囲の反応の少なさは・・・。

個人的なベストイレヴンは以下のとおり。

GK 川島(西川、ソガハタ)
DF ストヤノフ、槇野、ブルーノ・クアドロス(吉田、長友)
MF 米本、遠藤、中村憲剛、石川、マルシオ・リシャルデス(明神、谷口、野沢)
FW 岡崎、チョン・テセ(ジュニーニョ、李根鎬、マルキーニョス、エジミウソン、レアンドロ、ペドロ・ジュニオール、佐藤寿人)

FWは激戦だったなー。個人的には岡崎とジュニーニョで迷った。やっぱり純粋なテクニックでは圧倒的にジュニーニョ。とにかくチョン・テセのフィジカルとジュニーニョの神技にびっくりした。サイドバックはこれは!という人材がいなかった。中盤はトータルでは中村憲剛がいちばん良かったと思う。何よりACLの準々決勝ファーストレグで決めたフリーキックが圧巻。

MVP
石川直宏・・・普通に考えたら中村憲剛だと思うが、「人間万事塞翁が馬」を痛感させてくれたから石川。ほんとうにうれしかった。彼の復活を望んでいた人は多かったと思うが、まさかここまでブレイクするとは予想だにしなかったろう。スーパーゴールの連続。こういう紆余曲折を経てもう一度這い上がれる選手がいるということは、Jリーグの誇りだと思う。

最優秀監督
ミハイロ・ペトロビッチ・・・在り来たりな選出になってしまったが、すごいものはすごい。とにかくJ2から昇格後4位というのが普通にすごい(笑) 5連敗がなければオズワルド・オリヴェイラさんだったんだけどなー。

最優秀チーム
サンフレッチェ広島・・・当然でしょう。最強の攻撃力を誇った川崎フロンターレと迷ったが、J2とほぼ変わらない戦力で、しかも長期離脱者を常に抱えてこの成績、内容は凄まじい。ストヤノフと佐藤寿人の穴が懸念されるが、それを問うのはやはりナンセンスか。恐らくJ1という規模に収まらず、世界でいちばんおもしろいサッカーをしていたチームではなかったか。

今シーズンベストマッチ
第33節 鹿島アントラーズ v ガンバ大阪 (5-1)・・・壮絶な撃ち合い。強烈なボディ・コンタクトの応酬。しかも決まったゴール総てがスーパーゴール。一瞬たりとも観客を飽きさせない、素晴らしい試合だった。


今シーズンベストゴール
ジュビロ磐田 v 大宮アルディージャ 89分の李根鎬のゴール

やっぱ↓コレかなあ。石川直宏のゴールも全部良かったけど。とりあえずシーズン前半戦の李根鎬は神。石川直宏はもっと神!

番外・最強助っ人外国人
李根鎬(笑)・・・マルシオ・リシャルデス、ジュニーニョ、ケネディ、ヨンセンとか、全部吹っ飛ぶインパクトでしたね、前半は(笑)
後半はまさかのジウトンとかありましたが(笑)
それで、マジメな話をすると、大宮のラファエルが非常に良い選手だったと思います。前所属チームがトルコのフェネルバフチェということで実力も折り紙つき、上背もあるし足元もうまいしフリーランやフォアチェックも積極的で、これはかなり中東の匂いがする(笑)久々のブラジル産本格センターフォワードの到来の予感がしました。


20091129


鹿島 v G大阪 (5-1)

ナイスゲーム!!!個人的には今季J1のベストゲームだと思う。とにかく、入ったゴール全部がスーパーゴール!興梠の先制ゴール、野沢の絶妙なチップシュート、二川の低空スーパーゴール、興梠の2点目、田代のゴール(パスの勝利!)、クロスからのダニーロのヘッド・・・。エル・クラシコなんかより、こっちの方がぜんぜんカッコいい試合だったと思う。

印象的だったのは両チームのフィジカル・コンタクト。まるでプレミアリーグのように激しくぶつかり合い、削り合う。そして洗練された鹿島のリアクション・サッカー。マルキーニョスと興梠のコンビネーションも素晴らしいと思う。

いちばん好きなゴールは2点目の野沢のゴール。カウンターからトップの興梠がキープして対角に走りガンバの最終ラインのギャップに入り込んだマルキーニョスに絶妙なアウト気味のパス、マルキーニョスが独特のステップでシュートモーションに入りオンターゲットの強烈なミドルシュート、これは藤々谷が防ぐもパンチアウトされたボールがそのまま野沢へのパスとなり、ペナルティエリア右隅でキープしてルックアップ、しっかりとコースを見極めて絶妙なコントロールで放物線を描いたボールは、ゴールに吸い込まれて行った・・・。素晴らしい!

鹿島のサッカーは広島のペトロビッチさんのように明確なアタッキング・フットボールではないけれど、しっかりとゲームをコントロール出来る力強さを持った「王者のサッカー」。この試合も後半で5点獲る辺り、ゲームの波を読む力が図抜けている感がある。やはり中盤でしっかりとビルドアップできるダブルボランチがいて、トップに当てて三人目の選手がノックダウンを受け取るというトライアングルが作れて、尚且つフォワードがちゃんとフォアチェックする。王道のサッカーをしっかりと実践しているから鹿島は強く、そして偉大なのだ。スタメンを固定して、リザーブのメンバーや交代の順番もしっかりとディシプリンで整備されている分、それで結果が出なければチームはつまづいてしまうが、今季も悪夢の5連敗から軸をブレさずに持ち直し、最終的には固定によるチームの熟成が成果となって現れている。あとは、これでACLも乗り切れるか、という問題だけ。


良いゲームだったなー。J1も総ての試合がこういうクオリティになればいいと思う。やっぱりいちばん重要なのはメンタリティ。今季は降格争いはどっちらけになってしまったけど、ACL枠のおかげで上位争いはいつにも増して苛烈になった。つくづくサッカーの麻薬性を感じる。

J2の枠が増えるが、出来れば下位チームのモチベーションを保つために、入れ替え戦は来季は復活させるべきだとは思う。




20091027


大分が降格・・・。

サッカー批評に木村元彦氏が寄稿したマルハン問題に関する記事はまだ読んでいない(読んでいる途中)だが、ペリクレス・シャムスカ監督の解任から胸スポンサーの空白まで、Jリーグ愛好者にとってはガラスが突き刺さるような片腹痛いことの連続だった。育てて売るプロビンチャの良きモデルケースであることは、Jリーグファンの誰もが恐らく知っていたし、評価していた。しかし結果が出るのがスポーツ。悲しいが現実を直視し、這い上がるしかない。

純粋にサッカーの話をすると、4-4にしろ昨シーズンのシャムスカ大分の5バックとダブル・ボランチの鉄壁にしろ、リトリートしてゾーンを埋めるサッカーというのはエレニオ・エレラが言うように、選手の意識を偏向させてしまう危険性を孕んでいるのだと思う。個人のレヴェルで微視的に観るとわからないが、チームとして観るとそれが顕著になる。この戦術で一度習熟したチームがポゼッション・サッカーをやろうとすると、大抵の場合それは失敗する。それはもう、何回も繰り返されてきたことだ。リトリートのサッカーをやり続けた感覚でポゼッションに移行すると、守備時にはそれは「緩慢なゾーンマーク」という最悪の末路をたどることになる。
シャムスカほどの名将が、いったい何を間違ったのだろうか。やはりリアクション・サッカーをポゼッション・サッカーに切り替えるには、フィンケの浦和のようにドラスティックな変革をもたらすしか方法はないように思える。


それにしても・・・。大分はシャムスカ監督のもとで「大分のサッカー」を育てていけるはずだった。でも、それはならなかった。

ポポビッチ監督のサッカーはアタッキング・サードの相手ライン前に選手を整然と並べラグビー式に横のショート・パスをつないでいく。サッカーにおける崩しは縦パスとそれを受けてのノックダウン・パスにある。ポポビッチはアタッキング・サードの前で横一列の縦列横隊をつくり、横方向のショート・パスでインターセプトを回避しながらかつパサーをフリーにする。横パスで確実にボールを保持できるかわりに、サイドチェンジがないから守備は中央に固まり、逆にパサーにとっては裏への配給が困難になる。これを打開するには無理やりワンツーを試みるか、狭い密集地域でのパス交換の「釣り」でスペースを空けるしかない。フィンケさんの浦和やペトロビッチさんの広島もこういうやり方をパターンとして持っているが、浦和にはもっとサイドチェンジの意識があるし広島にはストヤノフのロングフィードや槙野のドラスティックなオーバーラップがある。


大分にはまだかける言葉がないが、がんばってほしい。それは当然、思う。
西川、金崎、エジミウソンの去就が注目されるが、きっと彼らも苦しいだろうし。


がんばれ。



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島根県のハードコアバンド、ヤンキー少女改め、SOFT、改め爽やかJ-POPデスメタルバンドPOSTOVOIのギター・ボーカルです。

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