島根県のハードコアパンクバンド、ヤンキー少女、改めSOFT、改めストーナーロックバンドPOSTOVOIのボーカルjunkieの公式ブログ!!!
自分が好きな音楽とは何か?この一枚さえあれば、とりあえずあとは何も要らない、私の総てを代弁する音楽、私を救済する絶対無比の私のラング(ソシュールのね)、おれはそういうものを、たとい近似的な相似形ですら知らない。そんなものとであったことが無い。だから、おれはバンドをやっている。自分が好きな音は自分で作るしかない。 以下、自分が好きな音。
①JCM900にエレハモのHOT TUBESをつなげて出す超ブーミーなフィードバック、空間が振動するような重低音とときおり射出される超高音ハウリングの痙攣。エレハモのHOT TUBESというのは以前メインで使っていた歪みで、チューブ・ディストーション。現在音が出ないためボードで眠っている怪物ファズだ。いまはファズフェイスで代用しているが(これはジムダンロップ製のリイシューだ)、やはりHOT TUBESのような音が理想。ネットでは「ブーミー過ぎて使えない」「ノイズがおおすぎる」という辛辣な評価ばかりで散々だが、「そこがいいんだよ」って言ってやりたい。BIG MUFFのある意味で理想的な紋切り型の(それは形骸化した、とも言う)ファズに比べればはるかに出来が悪い、凶暴と言うより異形の音だが、おれはこっちのほうが好きだ。2本のチューブが突き出たメタリックな筐体が好きだった。
②JCM900にHOT TUBES(もしくはファズフェイス)をつなげて、カッティングミュートしながらの雑多なストロークで出るガチョン、ガチョンという金属的なミュート。広義のミュートとはガリガリとしたブリッジ寄りをミュートさせる、古典的なロック奏法だろうが、おれにとってはミュートの極意とは「潰された音」、「ブツ切りにされた音塊」でしかない。音にさえなれない音。もう、無条件に好き。インダストリアルっぽい金属チックが最高。
普通にCDを聴いても完璧に満たされることがない。それは、時にはおれの心に漸近すらしない、遠方でただ鳴り響くだけの音である。好きなバンドは何か、と問われれば、KINKSかもしれないしヴェルヴェッツかもしれない。でも、それら総てを無条件で好きと言えない、何かがそれらを否定する。もっとノイズが欲しい。非音楽的なものをもっともっと欲しい。ブオー、と言う、いつまでも吐露されまきちらされるブーミー音だけを収録したCDがあればいいんだけど、ないから、自分でギターを弾くしかない。弾くというか、アンプの前でユラユラさせるだけなのだけれど。
よく、「ノイズを制御するからこそノイズはカッコいい」なんて言われるが、そんなのは音響派と呼ばれるひとたちの理屈である。そんなものはてんで違う。ぜんぜんカッコよくない。凶暴なファズギターがポップフィールドで捕獲され、そこら辺の腐れエモバンドも今では常套手段としてBIG MUFFやRATを常備する。制御されたノイズと言うのは家畜である。ベロベロと恋愛感情を垂れ流し、無責任に倫理を振りかざす、そういう本来のロックからはかけ離れたような歌曲を歌うバンドたちが、いまやこぞって、かつて「悪魔のサウンド」と呼ばれインダス、グランジの特権であった轟音を強奪し始めた。まるで免罪符のように、彼らは轟音に乳繰り合いの歌や責任転嫁の愚痴り合いの歌を乗せ、我々を欺こうとしている。最低のクズどもが。
ノイズとは、制御できないからノイズなのである。それを自分が撒き散らしている、それを必要としない他人に見せ付けている、というのがたまらなく快感だ。それが正しいノイズの姿だと、おれは思う。矮小と思われるだろうか。だが、もはやおれは、そういう音楽しか愛せないのである。そしてそれは、非音楽とみなされるような、そういう音にもなりきれない音なのである。
・・・・・なんて書いてしまった!!!恥ずかしいが、まあ、たまにはこういう真剣な話をしてもいいじゃんね。
そんなおれでも「これは!」というCDはあります。その代表格がDINOSAUR JR.の「YOU'RE LIVING ALL OVER ME」。これは、歴史的名盤です。このアルバムに触れていない音楽史があるなら、デタラメもいいとこダ!商売として興行として連綿と築き上げられてきた音楽体系というのは、総てこのアルバムに止揚され独自のポップソングとして昇華されている、といっても過言ではないだろう。ここには総てがある。そして、それは総じて意味の無いものだ。音楽とは、かくも切ない、悲しみの営為である。音楽というもののくだらなさを、その悲しさを、まじまじと思い知りなさい。「JUST LIKE HEAVEN」のギターソロは人類が音楽というものを通じて到達し得た至高の極地である。この曲は、泣ける。ただ、これは本来はオリジナルのトラックではなくて、CD化に際してのボーナストラックだった!!!本来は「FOSSILE」に入ってるんですねー。ふーん。でもね、「LITTLE FURY THINGS」にはじまって「JUST LIKE HEAVEN」で終わるこのバージョンで初めて聴いたので、やっぱりこのアルバムの最後はそういう気分である。爆裂のギターソロ、垂れ流れる歌メロ、咆哮、ブツ切り!!!
うーん、ほんと、大好きで大好きでしょうがない音楽ですね。
①JCM900にエレハモのHOT TUBESをつなげて出す超ブーミーなフィードバック、空間が振動するような重低音とときおり射出される超高音ハウリングの痙攣。エレハモのHOT TUBESというのは以前メインで使っていた歪みで、チューブ・ディストーション。現在音が出ないためボードで眠っている怪物ファズだ。いまはファズフェイスで代用しているが(これはジムダンロップ製のリイシューだ)、やはりHOT TUBESのような音が理想。ネットでは「ブーミー過ぎて使えない」「ノイズがおおすぎる」という辛辣な評価ばかりで散々だが、「そこがいいんだよ」って言ってやりたい。BIG MUFFのある意味で理想的な紋切り型の(それは形骸化した、とも言う)ファズに比べればはるかに出来が悪い、凶暴と言うより異形の音だが、おれはこっちのほうが好きだ。2本のチューブが突き出たメタリックな筐体が好きだった。
②JCM900にHOT TUBES(もしくはファズフェイス)をつなげて、カッティングミュートしながらの雑多なストロークで出るガチョン、ガチョンという金属的なミュート。広義のミュートとはガリガリとしたブリッジ寄りをミュートさせる、古典的なロック奏法だろうが、おれにとってはミュートの極意とは「潰された音」、「ブツ切りにされた音塊」でしかない。音にさえなれない音。もう、無条件に好き。インダストリアルっぽい金属チックが最高。
普通にCDを聴いても完璧に満たされることがない。それは、時にはおれの心に漸近すらしない、遠方でただ鳴り響くだけの音である。好きなバンドは何か、と問われれば、KINKSかもしれないしヴェルヴェッツかもしれない。でも、それら総てを無条件で好きと言えない、何かがそれらを否定する。もっとノイズが欲しい。非音楽的なものをもっともっと欲しい。ブオー、と言う、いつまでも吐露されまきちらされるブーミー音だけを収録したCDがあればいいんだけど、ないから、自分でギターを弾くしかない。弾くというか、アンプの前でユラユラさせるだけなのだけれど。
よく、「ノイズを制御するからこそノイズはカッコいい」なんて言われるが、そんなのは音響派と呼ばれるひとたちの理屈である。そんなものはてんで違う。ぜんぜんカッコよくない。凶暴なファズギターがポップフィールドで捕獲され、そこら辺の腐れエモバンドも今では常套手段としてBIG MUFFやRATを常備する。制御されたノイズと言うのは家畜である。ベロベロと恋愛感情を垂れ流し、無責任に倫理を振りかざす、そういう本来のロックからはかけ離れたような歌曲を歌うバンドたちが、いまやこぞって、かつて「悪魔のサウンド」と呼ばれインダス、グランジの特権であった轟音を強奪し始めた。まるで免罪符のように、彼らは轟音に乳繰り合いの歌や責任転嫁の愚痴り合いの歌を乗せ、我々を欺こうとしている。最低のクズどもが。
ノイズとは、制御できないからノイズなのである。それを自分が撒き散らしている、それを必要としない他人に見せ付けている、というのがたまらなく快感だ。それが正しいノイズの姿だと、おれは思う。矮小と思われるだろうか。だが、もはやおれは、そういう音楽しか愛せないのである。そしてそれは、非音楽とみなされるような、そういう音にもなりきれない音なのである。
・・・・・なんて書いてしまった!!!恥ずかしいが、まあ、たまにはこういう真剣な話をしてもいいじゃんね。
そんなおれでも「これは!」というCDはあります。その代表格がDINOSAUR JR.の「YOU'RE LIVING ALL OVER ME」。これは、歴史的名盤です。このアルバムに触れていない音楽史があるなら、デタラメもいいとこダ!商売として興行として連綿と築き上げられてきた音楽体系というのは、総てこのアルバムに止揚され独自のポップソングとして昇華されている、といっても過言ではないだろう。ここには総てがある。そして、それは総じて意味の無いものだ。音楽とは、かくも切ない、悲しみの営為である。音楽というもののくだらなさを、その悲しさを、まじまじと思い知りなさい。「JUST LIKE HEAVEN」のギターソロは人類が音楽というものを通じて到達し得た至高の極地である。この曲は、泣ける。ただ、これは本来はオリジナルのトラックではなくて、CD化に際してのボーナストラックだった!!!本来は「FOSSILE」に入ってるんですねー。ふーん。でもね、「LITTLE FURY THINGS」にはじまって「JUST LIKE HEAVEN」で終わるこのバージョンで初めて聴いたので、やっぱりこのアルバムの最後はそういう気分である。爆裂のギターソロ、垂れ流れる歌メロ、咆哮、ブツ切り!!!
うーん、ほんと、大好きで大好きでしょうがない音楽ですね。
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無題
マジで2nd聴いたらどうもダイナソーの他のアルバムの完成度が物足りなく感じますよね。あのアルバムのミックスとマスタリングした奴のセンスは凄い!
acid kingが何かの間違いで売れ線サウンドメイキングになりませんように…。↓最高
http://mickey.tv/r/Video.aspx?v=7_z5yvdTlQ0&key=Acid+King
acid kingが何かの間違いで売れ線サウンドメイキングになりませんように…。↓最高
http://mickey.tv/r/Video.aspx?v=7_z5yvdTlQ0&key=Acid+King
無題
acid king観ました。 確か私の好きなBORISがアメリカツアーで同行していたメンツの中にそういう名前があったので、どういう音なのかは予想の範疇内でしてが、やっぱり私もこういうドロドロドロ~ンなパワーコード垂れ流しは大好きです!!!ただ、この手の音はやっぱりライヴでブーミー音圧を直に感じないといけない種類の音でもありますよね・・・。彼らはギターやヘッドやキャビネットやペダルを楽器ではなく、「兵器」と思って使ってると思いますから。このライヴ感を副次的な媒体でどれだけダイレクトに迫れるかは、その再現性は、いよいよ求められてきています。そういう意味でも、ダイナソーのセカンドは奇跡的な作品と言えますね・・・。確実にそこら辺のヘタレくんは殺せます。
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