島根県のハードコアパンクバンド、ヤンキー少女、改めSOFT、改めストーナーロックバンドPOSTOVOIのボーカルjunkieの公式ブログ!!!
今日は62回目の終戦記念日です。
終戦関連でNHKがこれでもかと戦争関連のドキュメンタリーを垂れ流していたが、一貫しておもしろいものがなかった。NHKは必ずしも中道左派ではないが、どこかバイアスがかかったような輪郭のぼやけた作品を量産することで知られている。少なくとも現代の日本人の大半を骨抜きにした最大の戦犯は電通とNHKの二大巨頭であり、旧来保守やや恒久平和偏重よりの歪んだ価値観(要するに意見をコロコロ変えて被害者面ばかりをする、現代日本を腐らせた自己責任論という名の責任転嫁論)を「反戦平和」という名のネガティヴ・キャンペーンのもとで盛大に繰り広げてきた。そのもっとも最新形にあたるのが一般市民を討論というかケンカさせて有意義なディベート・ゲームを楽しんだような気分にさせる「日本の、これから」という番組で、おれはこのシリーズは大嫌いなので、今日も憲法9条について盛大にケンカしたっぽいけど大嫌いなので観ない、観ないったら観ない!!!但し、いくつか捕捉すると、NHKの作るドキュメンタリーやドラマや教養番組は総てが総て安易なノーテンキバカ量産番組ではないということ。NHKにも良心的なスタッフはいるのだ。ただ、彼らはゴールデンタイムで文字通り末席を汚し続けるアホなやつらの日陰にかくれてなかなか目立たない、というだけで。そういうマトモなNHKを観たければ、手っ取り早く「NHKアーカイブス」を観るといい。こんなことを言うとただの懐古主義、もしくは旧態依然とした体制主義だと言われてしまいそうだ。おれは断じてそのようなことはないと自負しているつもりだが、それでもやっぱり、懐古趣味はあるかもしれない。粗い画質、時代錯誤のナレーション、古いBGMに琴線が振動してしまうのは余りにもノスタルジーというか、主客転倒なモノの見方をしてると言われても仕方ないけど、それでもNHKアーカイブスはやっぱり良いです。正直言ってこんな良い見本があるのにマトモなテレビを作れないいまのNHKスタッフは、言葉は悪いが真剣にバカだと思う。アホですよ、もう。
そんなくだらないNHKの戦争ドキュメンタリーでもっとも拍子抜けだったのが「核クライシス」。もう、ほんとにくだらな過ぎて言葉が出ない。これが一国の国営放送がゴールデンタイムにわざわざ流す内容か。真剣にNHKはバカである。こんなものを観て頭が良くなった気分になってなんか真剣にもの考えたような気持ちになるほど国民はアホではありません。昨日やってたパール判事のドキュメンタリーも半分どうでもいいような感じだった。まあ、核クライシスに比べれば月とスッポンくらい数万倍良かったですけど。というか、パール判事は歴史修正右翼の最終兵器であり、はっきり言ってこのチョイスだけで「言葉狩り」を助長するようなものだ。どうもNHKには時流に逆らおうという反骨精神が強く欠けているようである。これは昔からそうだったわけではなくて、そもそも放送作家というものは旧来的にはレジスタンスであった。それが日本において大きく変質したのは電通が広告業界の一元支配を確立した高度経済成長移行の時期であって、その世代以降の子供が中核を担っているいまのNHKにマトモな番組が作れるわけありません。て、こんなことをいうとアドホック陰謀論者のように思われそうだ。断じて違いますけど。
ただ、BSでやってた「ニュルンベルク裁判(NAZIS ON TRIAL)」はなかなか良かった。て、これはBBC製作だ。BBCを擁護するわけではないが、この番組が良かったのは、なんか「ナチスが悪いっていうけどナチスの連中も大半はアイヒマンみたいに普通のマトモなひとたちであって、むしろなんか連合国側の人間も相対的に醜くなってしまう人類の悲劇、やるせなくって苦労してます!!!」みたいな感じの物語を余計な酌量を極力排除して、安易な起承転結な一元構造へと貶めなかった点。ここら辺の感性がいまのNHKには絶対的な欠けている。というか、いまの日本、及びアメリカにね。多角的なものの見方を持たねば。それで、ちょっとだけNHKをヨイショしておくと、NHKがずいぶん前にハイビジョン用に作ってた近衛文麿のドキュメンタリードラマ、あれは非常に良かった。このニュルンベルク裁判よりも、下手すればレベル的には上だった。あの番組を作ったスタッフ、いまどうしてるんでしょう。もう、まさに人間・近衛文麿の苦悩と自己断罪の日々、日々、日々!!!あれは泣けます泣かせます!!!
ということで今週各所で垂れ流された戦争ドキュメンタリーでいちばん良かったのは、NEWS23の「終わらない戦争」の第2夜、離隊(逃亡)して日本に帰るに帰れずタイで未だに活きている元日本兵のお話。要するに彼らは脱走兵なのである。死線をくぐりぬけ帰還した日本兵、もしくは非業の戦死を遂げた人々に比べれば、なんかあまりにもなひとたちだが、しかし、誰が彼らを責めれると言うのだろう。「あっちこっち逃げて逃げて逃げまくった人生でしたよ~。つまらない人生だったですよ~」
誰が彼らを責められるだろう。
タイトルは、伊藤潤二先生のマンガから。
「おいっ、そんな大きな声を出すな・・・あいつに聴こえるじゃないか!!!」
終戦関連でNHKがこれでもかと戦争関連のドキュメンタリーを垂れ流していたが、一貫しておもしろいものがなかった。NHKは必ずしも中道左派ではないが、どこかバイアスがかかったような輪郭のぼやけた作品を量産することで知られている。少なくとも現代の日本人の大半を骨抜きにした最大の戦犯は電通とNHKの二大巨頭であり、旧来保守やや恒久平和偏重よりの歪んだ価値観(要するに意見をコロコロ変えて被害者面ばかりをする、現代日本を腐らせた自己責任論という名の責任転嫁論)を「反戦平和」という名のネガティヴ・キャンペーンのもとで盛大に繰り広げてきた。そのもっとも最新形にあたるのが一般市民を討論というかケンカさせて有意義なディベート・ゲームを楽しんだような気分にさせる「日本の、これから」という番組で、おれはこのシリーズは大嫌いなので、今日も憲法9条について盛大にケンカしたっぽいけど大嫌いなので観ない、観ないったら観ない!!!但し、いくつか捕捉すると、NHKの作るドキュメンタリーやドラマや教養番組は総てが総て安易なノーテンキバカ量産番組ではないということ。NHKにも良心的なスタッフはいるのだ。ただ、彼らはゴールデンタイムで文字通り末席を汚し続けるアホなやつらの日陰にかくれてなかなか目立たない、というだけで。そういうマトモなNHKを観たければ、手っ取り早く「NHKアーカイブス」を観るといい。こんなことを言うとただの懐古主義、もしくは旧態依然とした体制主義だと言われてしまいそうだ。おれは断じてそのようなことはないと自負しているつもりだが、それでもやっぱり、懐古趣味はあるかもしれない。粗い画質、時代錯誤のナレーション、古いBGMに琴線が振動してしまうのは余りにもノスタルジーというか、主客転倒なモノの見方をしてると言われても仕方ないけど、それでもNHKアーカイブスはやっぱり良いです。正直言ってこんな良い見本があるのにマトモなテレビを作れないいまのNHKスタッフは、言葉は悪いが真剣にバカだと思う。アホですよ、もう。
そんなくだらないNHKの戦争ドキュメンタリーでもっとも拍子抜けだったのが「核クライシス」。もう、ほんとにくだらな過ぎて言葉が出ない。これが一国の国営放送がゴールデンタイムにわざわざ流す内容か。真剣にNHKはバカである。こんなものを観て頭が良くなった気分になってなんか真剣にもの考えたような気持ちになるほど国民はアホではありません。昨日やってたパール判事のドキュメンタリーも半分どうでもいいような感じだった。まあ、核クライシスに比べれば月とスッポンくらい数万倍良かったですけど。というか、パール判事は歴史修正右翼の最終兵器であり、はっきり言ってこのチョイスだけで「言葉狩り」を助長するようなものだ。どうもNHKには時流に逆らおうという反骨精神が強く欠けているようである。これは昔からそうだったわけではなくて、そもそも放送作家というものは旧来的にはレジスタンスであった。それが日本において大きく変質したのは電通が広告業界の一元支配を確立した高度経済成長移行の時期であって、その世代以降の子供が中核を担っているいまのNHKにマトモな番組が作れるわけありません。て、こんなことをいうとアドホック陰謀論者のように思われそうだ。断じて違いますけど。
ただ、BSでやってた「ニュルンベルク裁判(NAZIS ON TRIAL)」はなかなか良かった。て、これはBBC製作だ。BBCを擁護するわけではないが、この番組が良かったのは、なんか「ナチスが悪いっていうけどナチスの連中も大半はアイヒマンみたいに普通のマトモなひとたちであって、むしろなんか連合国側の人間も相対的に醜くなってしまう人類の悲劇、やるせなくって苦労してます!!!」みたいな感じの物語を余計な酌量を極力排除して、安易な起承転結な一元構造へと貶めなかった点。ここら辺の感性がいまのNHKには絶対的な欠けている。というか、いまの日本、及びアメリカにね。多角的なものの見方を持たねば。それで、ちょっとだけNHKをヨイショしておくと、NHKがずいぶん前にハイビジョン用に作ってた近衛文麿のドキュメンタリードラマ、あれは非常に良かった。このニュルンベルク裁判よりも、下手すればレベル的には上だった。あの番組を作ったスタッフ、いまどうしてるんでしょう。もう、まさに人間・近衛文麿の苦悩と自己断罪の日々、日々、日々!!!あれは泣けます泣かせます!!!
ということで今週各所で垂れ流された戦争ドキュメンタリーでいちばん良かったのは、NEWS23の「終わらない戦争」の第2夜、離隊(逃亡)して日本に帰るに帰れずタイで未だに活きている元日本兵のお話。要するに彼らは脱走兵なのである。死線をくぐりぬけ帰還した日本兵、もしくは非業の戦死を遂げた人々に比べれば、なんかあまりにもなひとたちだが、しかし、誰が彼らを責めれると言うのだろう。「あっちこっち逃げて逃げて逃げまくった人生でしたよ~。つまらない人生だったですよ~」
誰が彼らを責められるだろう。
タイトルは、伊藤潤二先生のマンガから。
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