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島根県のハードコアパンクバンド、ヤンキー少女、改めSOFT、改めストーナーロックバンドPOSTOVOIのボーカルjunkieの公式ブログ!!!
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アジアカップ開幕。

まず、オーストラリア対オマーンの試合を見る。
オーストラリアはツータッチの遅攻を中心に、基本的には個人技の突破によるポゼッション・サッカー。エリア付近までボールを運ぶと展開力とテクニックに優れた攻撃的な選手が個人で、もしくは連携で局面を打開していく。複数の選手が絡むダイレクトのサイドアタックといった組織性はなく、自由度の高いあくまで遅攻。
他方でオマーンは、もはや日本ではおなじみの国であるが、豊富な運動量を活かした強固なゾーンの守備から両サイドのオーバーラップを基点にある程度複数の選手を経由するパスサッカーを志向、攻撃は一貫してサイド中心の侮れない組織サッカー。オーストラリアの基点となるトップの選手にはスピードに優れ守備意識の高いディフェンダーをマンマークでつけ、粘り強い守備は今大会も健在。
後半ロスタイムまで一点をリードしていたのはオマーンで、先制後も守りに入り過ぎることもなく、サイドで複数の選手のショートパスから徐々にポゼッションを前線まで高めていく組織的なビルドアップで攻撃にも抜け目がない。しかし、立て続けにパワープレーに出るサッカルー、最後の最後で同点に追いつく。決めたのはケーヒル。結果的に勝ち点1を分け合ったオマーンだが、強固な守備とサイド主体のパス攻撃でオーストラリアを終始圧倒する内容。逆にオーストラリアは厳しい内容となった。

続いて、ベトナム対UAE。
日本のライバルとなる両チームの試合だが、ベトナムは細かくゾーンを分割する守備で最終ラインはときたま両サイドがさがってフラットな5バックを形成してボールを奪うとサイド→センター→サイドのワンタッチの楔のプレーでサイドを抜くサイドアタックで速いパスサッカーを見せ、テクニックに溢れる中盤が飛び出していく見事な組織サッカーを行う好チーム。単調と言われればそれまでだが、勤勉さと組織力の高さには定評のあるベトナム人の国民性がその、ほぼ全員がゾーンを分割し守ってワンタッチのサイドアタックとスピードで攻撃する単純作業の反復を可能にしているのか、ベトナムは強豪UAEにまったく退かない好試合を見せる。逆にUAEはナダルをはじめ一発を決められる強力なワールドクラスのアタッカーを擁しながら、それぞれがテクニック本意の中央突破を試みる無謀さ(ベトナムの守備陣が細かいゾーンを構成しているにもかかわらずドリブル突破や安易なスルーパスを選択してしまう)で攻撃自体が自滅する。それでも時折チャンスを作るのはさすがだが、ボールを奪われるとベトナムの素早いサイドアタックに対応できない。ベトナムはほんとうに、サイドの選手が中よりの選手にボールを預けそのままそのサイドの選手、もしくは第三者にワンタッチで返す楔のプレー、これを一貫して判で押したように同じ攻撃しかしないが、これが予想以上にUAEを苦しめる。サイドを抜けてフリーになった選手がセンターの、それもバイタルの危ないエリアで効果的なパスを出し、ベトナムは素晴らしいファインゴールで先制。このゴールは4人以上の選手が関与し、決めたのはサイドバックの選手という、非常にテクニカルな内容のゴール。その後、ロングフィード一発で裏を抜けるプレーから2点目を加点、試合を決定付ける。とにかく、ベトナムがUAEにスコア、内容ともに完勝。このグループ、波乱の予感。

さて、日本対カタール。
盛んに相手が1トップであるという報道がされていたが、そのとおりになった。オシム監督はそれを分析して4バックの練習を多用するが、それに関して「4バックではない、2バックだ」という意味深な発言をしていた。これはオシム監督のサッカーを少しでも知っていればおなじみのこと。スタメンはGK川口、ストッパー中澤、阿部、サイド加地、今野、中盤は山岸、憲剛、俊輔、遠藤、鈴木、ワントップに高原。ストッパーがワントップを見て、リベロがいないために鈴木が最終ラインに吸収された場合のカバーリングには加地、今野が対応するものだが、実際、4-1-4-1とほぼカタールと選手が噛み合うために、一進一退のリスクを犯さないサッカーをする展開だったので、大きなポジションチェンジはなかった。というより、今日の日本はほぼマンマークとゾーンが融合したような守備で、チェックに行くときは行ってゾーンに追い詰め、複数の選手で常に挟み込む。そのつど誰かが余るわけで、これといったリベロが確定していないことが利点だが、ある意味で欠陥でもある。しかし、日本の選手はよくその複雑な守備を完遂、試合を通してもほとんどカタールにチャンスを作らせなかった。エキストラキッカーを3人も起用する攻撃的な布陣ながら、遠藤、憲剛などが良くカバーリングに対応し、高原、俊輔、山岸もパスコースを作るフリーランを多用、攻撃は比較的サイドアタック中心で無理に中央突破を狙わないセーフティーなカウンターで、ゾーン特有の大きなポジションチェンジとオーバーラップがやりにくい我慢のサッカーのなかでも比較的チャンスを作った。ただ、決定的なチャンスというものがなかったことも事実。
後半、カタールは右サイドの選手を早々に変えてくる。しかし、難しいサイドの動きを求められていた今野が徐々に順応し、何度もサイドアタックに絡んでいく。やがてカタールの守備的な中盤が最終ラインに吸収されるかたちとなり、フラットな3ラインの5-4-1のような布陣へと変化していく。それぞれのライン間が大きく間延びする中、日本の中盤とワントップが巧みにポジションチェンジを繰り返しパスが面白いように回っていく。日本、右サイドの今野のクロスを難しい体勢で高原が叩き込む。素晴らしいゴールで先制。その後もチャンスを作るが、決められない。終盤に入ってカタールの中盤が猛烈なプレスをかけてくる。日本はコースを絞らせないダイレクト中心の後方でのパス交換でかわしていこうとするが、限界が近づき始める。逆に日本の中盤と最終ラインが剥離し始める。日本の縦方向のポジションチェンジがカタールのフォーメーションをそうさせたように、同様の現象が日本にも起こり始める。そして、阿部がエリア付近でファウル、フリーキックを献上、これを要注意人物だったセバスチャン・キンタナが低い弾道のほとんど回転しない超強力なキックで突き刺し、カタール同点。その後、途中交代の羽生が大きなチャンスを迎えるが決められず。日本、重要な初戦を勝ち点1で終える。
懸念されていたコンディションは見違えるようで日本はほぼ万全な状態で臨み、試合自体も圧倒的なボール・ポゼッションとサイドアタック中心のダイレクト・プレー連続でとても魅力的なサッカーをした。エキストラ・キッカーを3人投入したために、たとえばカタールが終盤ツートップ気味に変えた場合に鈴木がフォアリベロ的になり中盤が開いてしまう、そのときに誰が余って守備をするのかが問題のシステムであったが、守備の得意でない俊輔がセンターを守備するような非常事態に陥ってしまったことが悔やまれる。それを打開するために橋本を投入し、辛うじて大きな破綻を見せることがなかった守備は高い評価を与えるべき。中盤と前線のパイプ役になるべき羽生が前線に張り付き決定的なチャンスの演出をお膳立てすることでちゃんと機能していた面もあり、最後まで攻撃は機能していた。守備も大きなミスはあれだけ。やはりあの失点は仕方のないもの。サッカーにはこういうことも起こり得るのである。
オシム監督は試合後のインタビューで「勝ち点3を獲れなかった?見ればわかるだろ。試合自体は勝ち点6を獲れてもおかしくない試合だった。事故、不注意で失点した」と語った。やはり、内容の良さを評価して欲しいところだろう。

しかし、今大会のレギュレーションでは直接対決の結果が大きく左右する。場合によっては勝ち点5でもEURO2004のイタリアのように敗退してしまう可能性があるので、これからは1戦も負けられなくなった。実際、ブルーノ・メツが率いるUAEは初戦を落としているので、第2戦では日本に死ぬ気でかかってくるだろう。

だが、やはり試合内容自体は非常に良かった。負けたわけでもないので、選手たちはモチベーションを落とさずに、自信を持ってUAE戦に臨んで欲しいと思う。見た感じでは、客観的にも日本がいちばんレベルの高いサッカーをしている。自信を持って!


アジアカップ 日本vs.カタール (1-1)
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島根県のハードコアバンド、ヤンキー少女改め、SOFT、改め爽やかJ-POPデスメタルバンドPOSTOVOIのギター・ボーカルです。

バンドとは別にソロプロジェクトとして、チップチューン・デス・メタルを追求するF.O.D(Fuck or Die)をはじめました。MySpace

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