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島根県のハードコアパンクバンド、ヤンキー少女、改めSOFT、改めストーナーロックバンドPOSTOVOIのボーカルjunkieの公式ブログ!!!
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ロシア音楽ついでに、もうすぐ開幕するEURO2008のロシア代表チームについて。

もともと共産圏はサッカーが強かった。
ステート・アマ制度により西側でプレーする選手は少なかったが、ディナモ・キエフをはじめとする共産圏の秘密警察クラブはチャンピオンズ・カップ(チャンピオンズ・リーグの前身)でもたびたび上位に顔を出していたし、オリンピックでは常にユーゴスラビアやソ連がメダルを獲っていたし、何より第一回のEUROの優勝国はソ連である。
ロシア代表といえば、思い浮かべるのはモストヴォイだ。ツァーリ(皇帝)の異名をとる稀代のアタッカーはリーガ・エスパニョーラのセルタで英雄となり、セルタの本拠ビーゴではロシア人であるにもかかわらず銅像が立てられた。「2002年ワールドカップをキャリアの集大成としたい」と語っていたが故障のために選考からは漏れ、日本代表はエース不在のロシアから勝ち点3を奪うこととなる。ちなみに、彼は崩壊前のソ連代表時代からキャップを重ねてきた選手でもある。

今回の代表にモストヴォイの名はない。では、今回のロシア代表のキー「プレイヤー」となるのは誰か?それは言わずもがな、サッカーファンならば十中八九「フース・ヒディンク」の名を挙げるだろう。しかし、彼はフィールドプレーヤーではない。ゴールキーパーでもない。彼は監督である。
彼の経歴は敢えて書く必要はないだろう。クラブレヴェル、代表レヴェルの両方で偉大な功績を遺してきた。特に98年ワールドカップで彼が率いたオランダ代表はキャリア最盛期のベルカンプをトップ下に置く4-2-3-1システムで最強のアタッキング・フットボールを見せたチームとしてフットボールの歴史に刻まれている。日本人としては2002年の韓国代表監督として、また2006年のオーストラリア代表の監督として2度にわたり煮え湯を飲まされた監督でもある。そんな彼が率いるのが今回のロシア代表チームだ。
EUROの予選ではイングランド、クロアチア、イスラエルと同居する一筋縄ではいかないグループに入ったが2位通過を果たした。ちなみに首位通過を果たしたのはクロアチアで最終節にウェンブリーでイングランドを降しての予選突破であった。
ヒディンクの戦術については、ファウル覚悟のスッポンディフェンスと終盤の勝負どころでリスクを侵して仕掛けるパワープレーが有名であるが、それは瑣末な問題に過ぎない、とわたしは思う。彼はポゼッション・サッカーの指導者としては二流というか一流半くらいではないか。彼が優れているのはむしろモチベーターとしての手腕である。彼はチームの機微、オポネント(相手チーム)の機微、そしてゲームの機微を読むのがとてもうまいのである。少しでも綻びが出たところに大量に人海戦術を仕掛けゲームを引っくり返す。「攻撃なんてのは中央に人数かけてクロスを放り込んでればなんとかなるんだ」という発言もある。実際、それにやられたのが2006年の日本代表である。もちろん、それ以前に堅実で合理的な組織サッカーを作り上げていることは言うまでもない。

ロシア代表は直近20年に渡り「予選では優れた組織サッカーを見せるが、本大会に入るとまったく別のチームになってしまう」が定説であった。その証左というわけではないが、ロシアが90年代以降に出場したビッグ・トーナメント(EURO、ワールドカップ)ではセカンド・ラウンドに進出したことは一度もない。今回もそれに倣うのだろうか。

今回EUROの代表メンバーに選ばれた23名中22名が国内組という陣容であり、CSKAとゼニトの所属選手が多い(メンバーリストはこちら)。しかし、欧州の有名リーグ所属の選手がほとんどいない、という指摘は当たらない。近年、ロシアリーグの成長は著しく、特にアルゼンチンやブラジルの若手選手が多く活躍しリーグのレヴェルは決して欧州のその他のトップ・ディヴィジョンに劣るものではない。ディフェンスライン(今回のロシア代表は3バックが基本のようである)は総てCSKAの選手で構成されているために、戦術理解度が半端ではなく高いことも、国内組でチームを構成することの大きなメリットである。堅実な組織サッカーという意味では極めてオートマティズムとディシプリンの成熟度が高いチームであると予想される。

今回はかつてのモストヴォイのようなスター選手はいない。しかし、ディシプリンと優れたスカウティング、そしてモチベーションがあればそれは瑣末な問題でしかないことを、我々は前回のEUROで痛烈に思い知らされたはずである。
ロシア代表がグループリーグで対戦するのはスペイン、ギリシャ、スウェーデン。共にアラゴネス、レーハーゲル、ラガーベックと優れた指導者が指揮するチームである(特にレーハーゲル、ラガーベックに至っては足掛け6年以上の長期政権)。唯一綻びがあるとすればアラゴネスの移り気な無敵艦隊であるが、彼らには豊富なタレント力があり、やはり侮れぬ相手である(というか優勝候補)。
やはり初戦のスペイン戦が重要であるが、注目は第二戦のギリシャ戦である。似たような指導者であり似たようなチームを作るヒディンクとレーハーゲルの同族対決は組織サッカー厨としてはメロメロの好カードである。

わたしの予想では今大会の台風の目はロシア、ルーマニアではないかと思う。クロアチアもその中に加えたいところだが、アーセナルのエースストライカー、エドゥアルドゥ・ダ・シウバの故障は誰がどう見ても戦力ダウンだもの。ルーマニアと対戦するオランダはレアルのアタッカー・トリオ(ニステルローイ、スナイデル、ロッベン)を擁するが、彼らのハーモニーにはわたしはあまり期待が持てない。徹底マークにさらされファウル覚悟で削られるおそれのある「世界最高の選手」クリスチアーノ・ロナウドもわたしはあまり好きな選手ではない。好きなアタッカーと言えば、ミラン・バロシュとヤン・コラーである。そう、チェコのツートップである。チェコ代表にはチャンピオンズ・リーグのファイナリストであるぺトル・チェフもいる。
わたしが応援するのはやっぱりチェコ代表。

ちなみに今大会最高齢選手はオーストリアのバスティッチ。「オシムの言葉」でもチラリと出てきましたね。

がんばれ!!!チェコ代表!!!
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島根県のハードコアバンド、ヤンキー少女改め、SOFT、改め爽やかJ-POPデスメタルバンドPOSTOVOIのギター・ボーカルです。

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