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島根県のハードコアパンクバンド、ヤンキー少女、改めSOFT、改めストーナーロックバンドPOSTOVOIのボーカルjunkieの公式ブログ!!!
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人生は疑問の連続です。


 本を読まなければ!映画を観なければ!音楽を聴かなければ!それは若いうちにしか出来ない!

・・・と思っていままで性急とも強迫的とも言えるほどに時間と金を投資してきましたけど、だからどうなった?それで何になった?そんなことしてなんになる?と詰問されると答えに窮します。わけがわからない。何でそこまでして。
そう思いながらうず高くチョリツする積み本、積みCDのスカイ・スクレイパーを前にしてモンドリをうつのです。毎日のようにダンボール箱が届いてCDが増えていくのはいいことだけど、少し自分がわからなくなります。そして預金残高はみるみる減っていきます。人生は疑問の連続です。


人は閑散とした毎日を過ごすようになると沈思黙考する時間が増え、たちまちのうちに詩人となり哲学者となり、人生という統計学、確率論の敬虔無為なる殉教者となります。

ということでわたしも哲理を発見しました!
ロックとは : 聴いているうちに暴れたくなって、親や隣人や警官や役人を殴り殺したくなってくる音楽。だからそもそも暴れたい年頃のハイティーンのために作られた音楽であって、基本的にもう10代ではない人間にとっては必要のない音楽。


これは自分がロックを聴いて「暴れたい」とか「ブチ殺したい」とか考えることが少なくなってきたことに材を得て思いつきました。心なしか昔大好きだったニューヨークのバンドのCDを聴くよりも、60年代後半のイギリスのホワイト・ブルーズのバンドのCD(ブルー・ホライズン系)を聴くことの方が多くなったし、それを聴いているとなぜか落ち着くのです。
でもピーター・グリーンのギターを聴いていても「落ち着く」と同時に心根のどこかで「ブチ殺したい。あいつやおまえの頭を叩き割りたい」という衝動が湧き上がっていくことがあるので、よくわかりません。
ジェフリー・ダーマーは好みの男娼を買ってきて脳ミソに塩酸を入れたりして殺したあとにブラック・サバスを聴いていたと言います。ブラック・サバスも元はロンドンの貧困の中から泡沫のように繁茂したブルーズ・ジャム・セッションのバンドを母体としていて、そしてその当時は「EARTH」と名乗っていたそうです。
アメリカから輸入された黒人のブルーズ音楽がイギリスで電化され、よりへヴィに改造されていった過程はなかなかにスリリングで、「ヤリマンにフラレた~」とか「おれの嫁は未成年!」とかウルトラくだらないことを歌ったブルーズを聴きながらロンドンでは若者が工場で一日働いたあとにコーラ割りを飲んでマリファナを吸ったりセックスしたりレイプしたり、そして時には人を殺していたりしていたのでしょうか・・・

とりあえず聴いてて「ブッ殺したい」という感情を喚起できない音楽はどう転んでも逆立ちしてもロックではない、と思いました。



いまキャプテン・ビーフハートを聴いていますが、やっぱりブルーズとは基本的に狂気の音楽である、という仮説は正しいのだと、改めて決意を新たにしています。「いや、ビーフハートはブルーズじゃないよ」と言われるとそれまでですが・・・


ブルーズは極めるとほとんど山水画というか水墨画の世界に突入していきます。それは亜流であり妾腹の子であるところのブリティッシュ・ブルーズでも同様で、たとえばピーター・グリーンが関わったブルー・ホライズン社の録音物を聴けばそこで展開されるのは恐ろしいまでに類型化された「型」の至芸であってファッション(服飾と流行、思潮、その他包括的な意味での)では語れない狂信的な様式美に鳥肌が立ちます。陳腐な言い方になりますが、伝統と格式の重みに圧倒されます。ロンドンの工業地帯の粉塵とタバコと酒と精液のニオイでしょうか。いや、もっと根源的な何かのような気もします。

Fleetwood Macの「Rollin' Man」を聴きながら連想するのは少なくとももっと根源的で抽象的なものです。楽曲そのものはあまりにも類型的なブリティッシュ・ブルーズなのですが。人生は疑問の連続です。


とりあえず『Mr. Wonderful』というアルバムをみんな是非聴いてほしいです。何かに目覚めてしまった人にはクルものがあると思います。ていうかこのCD買ったの2年前なのに当時はガキでブリティッシュ・ブルーズについて何もわかってなかったので軽く聴き流してました。今では完全に超ウルトラ名盤・名演だと思います。ていうかピーター・グリーン最高
(なんか偉そうに語っていますが、わたしには黒人音楽の教養はないです。ブルーズそのものに関する知識もゼロに等しいです。)


ピーター・グリーンについては超好き好き大好き状態なので、その尽きせぬ魅力についてはまた稿を改めて書きます。






NHKで森田芳光監督・松田優作主演のATG映画『家族ゲーム』を観ました。

この映画、観るのたぶん15年ぶりです。なにぶん15年前で今よりもずっとガキだったのでそのときは何が何だかわかるはずもなく、このたび正座して再見してみましたが、普通に超おもしろかったです。サウンドトラックというものが存在せず、エンド・クレジットでも映画の中のセリフをコラージュした音源を流すというのがカッコ良すぎてシビれます。それと伊丹十三氏の演技も素晴らしいです。不勉強ながら「動く伊丹十三氏」「俳優としての伊丹十三氏」をはじめて拝見しました。

自分の中には「80年代的なモノはとにかくクール。というか落ち着く」という思いが強くあって、ずっとその根拠がわからなかったのですが、もしかしたらその由来はこの映画ではないかとか考えました。知らず知らずのうちにインプリントされていたのでしょうか。
この映画で活写される80年代の都市部の生活風俗は観ていて非常に心地いいものがあります。草原に建つ団地とか見てるとグッと来ませんか?ああいう感じです。

気の衒(てら)いや名誉欲が多少はあったにしろ、「実験」が「実験」の域を出ない中二病的なものであったとしても、携帯やパソコンやスマートフォンやyoutubeやトレントなんて影も形もなかったけど「出来合いの未来像」「出来合いの終末像」を享受できていた80年代という時代はやっぱり価値があったのだ、と思いました。一応おれも80年代生まれですし。

とにかく超おもしろかったので今度原作も読もうと思いました。





最近、筒井康隆全集を図書館で借りて読んでいるのですが、やっぱりおもしろいです。「ライトノベルの始祖」とも言えなくもないので、ちょっと比較してみようと思ってサンプルに西尾維新さんの小説を一冊いっしょに借りてきました。

・・・わたしはどちらかというと筒井さんの方が好きです。。。。もちろん、わたしたちの祖父の世代になると筒井康隆だって「くだらんライトノベル」だと思われてるかもしれませんが。

それで全集本でようやく『脱走と追跡のサンバ』を読んだのです。吾妻ひでお先生や山本直樹先生がフェイバリットに挙げられている小説ですが、むしろ押井守の『うる星やつら2』に多大な影響を与えていると思いました。押井先生は「いや、あれはフェリーニだ」とか何とかのたまうかもしれませんが・・・。
オススメというほどではないけど割りとおもしろかったです。ヒマな人はどうぞ。
『うる星やつら2』もオススメというほどではないけど割りとおもしろいので、できればセットでどうぞ。

借りてきた全集の中に入っていた「タイム・カメラ」という短編も良かったです。自分は独居老婆が出てくる小説には弱くて、例えば人生でいちばん好きかもしれない小説であるスティーヴン・キングの短編「312号室の女」もちょっと違うけど死に際の老婆の話です。
ちょうどいま読んでいた富野由悠季の本もライフ・アフター・デスについて考えさせる話で、それとも相まって悲しい気分になります・・・




園子温監督の『愛のむきだし LOVE EXPOSURE』を観ました。すげぇおもしろい!!!
ただ、神学的な意味を求めても無駄なような気がします。個人的には戦後の日本のあらゆるポップ・カルチャーの総決算のようにも感じました。この映画は全長238分間ありますが、ほんとうは6時間にする予定だったそうです。でもプロデューサーに止められたそうです。
その意味では「映画の適切な長さ」というテーゼに挑戦した映画だとも言えなくもないですが、やっぱりここは素直に「オイッ!!!コリント書の第13章しってるか?!」を楽しむ映画だと思いました。
あと、「映画にとってハッピーエンドとは何か?」というテーゼについても果敢に探求した映画のように思えなくもないです。最後に総ての伏線をうっちゃって観客に「何がなんだかわからんけどスゴイ」と思わせるのは、例えば『伝説巨神イデオン』とかに遡ることが出来るかもしれません。去年公開されて日本中の映画ファンの度肝を抜いた『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』もそんな感じです。

でもやっぱり難しく考えると頭が爆発します。人生は疑問の連続です。


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自己紹介:
島根県のハードコアバンド、ヤンキー少女改め、SOFT、改め爽やかJ-POPデスメタルバンドPOSTOVOIのギター・ボーカルです。

バンドとは別にソロプロジェクトとして、チップチューン・デス・メタルを追求するF.O.D(Fuck or Die)をはじめました。MySpace

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