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島根県のハードコアパンクバンド、ヤンキー少女、改めSOFT、改めストーナーロックバンドPOSTOVOIのボーカルjunkieの公式ブログ!!!
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皆さんお久しぶりでございます。
極寒の山陰地方にもようやく春の萌芽が訪れて人心健やかならんことを切に祈る毎日ではありますが、ありますが、皆さんご存知のとおり、3月11日に東北地方を中心に大地震が起こり、それに付随した大津波でたくさんの方が亡くなられました。謹んで犠牲者の皆様のご冥福をお祈りいたします。

とうぜんジャンキーもこの災厄にはびっくりしました!びっくりしましたが、しかし島根はまったくもっていつもと変わらぬ通常営業で津波のツの字も放射性物質のひとカケラもどこ吹く風でみんな普通の生活をつづけていたので、まったく実感が沸かなかったしいまでも沸かないし、そりゃいろいろ思うところもありますがいまこのタイミングで何を言っても軽佻な発言にしかならないと思うし、とりあえず福島第一原発が最初の水素爆発を起こしたときにNHKの女性アナウンサーが上ずった声で「建物の外には出ないでください!」と伝えていたのをカーラジオで聴きながら「何かとんでもないことが起こったし何かとんでもないことが起こっているがなぜ島根はこんなに平和なのだろうこれから日本は終わるんだろうか日本は滅びるんだろうかていうか今日先輩と松江で飲むんだけど大丈夫だろうかとにかく何かとんでもないことが起こったし何かとんでもないことが起こっているがしかし、自分はどうすることもできない」と漠然と思ったことくらいしか、いまは言えないです。
そのあとにドン・デリーロの『アンダーワールド』という小説を読んでいて思ったのですが、ソ連が原爆実験を成功させたときもこういう感じだったんでしょうか。或いはソ連がスプートニク一号を打ち上げたときも、ケネディがキューバ近海の海上封鎖を敢行したときも、そしてケネディがテキサス州で暗殺されたときも、世界はちょうどこういう感じだったんでしょうか。世界が終わるという何かおぼろげな感触が実体を伴い輪郭をとり形となって浮かび上がり、現実に確実にそこに存在しているという名状すべからざる感覚。恐怖とも絶望とも違う、どこかあわただしく、ドライブインシアターに足を運ぼうかという獏とした日常のリズムとビットレートを突如として塗り替えられたことで感じる、「なぜいまになって」、「なぜおれなんだ」という、怒りにも似た自分勝手な感覚。
「なぜいまなんだ!そしてなぜおれなんだ!普通の生活がしたかっただけなのに!なぜいまになって!」という、極めて身勝手で、どうしようもなく、そしてだからこそ普遍的である意味でもっとも倫理的な感覚。
少なくとも、あの日フクシマの原発が水素爆発を起こしたときにおれが感じていたものは、そういう感覚でした。皆さんはどうだったでしょうか。オーバーフローする情報に対処することができなくて、一方でそこから目を逸らして一時的に現実から離反してしまうことが罪であるようにすら感じられる感覚。普段の日常で、おれたちはいつだって現実からスタンドアロンしてきたし、そうすることで保たれる自我もあるというのに、それが罪であるように感じられる感覚。おれが感じたのは、そういう感覚でした。
皆さんはどうだったでしょうか。

とにかくいまは、被災地の復興と被災者の方のこれからの人生の幸福を祈るばかりです。




ところで前掲の『アンダーワールド』、とてもおもしろい小説でしたよ。ジャイアンツの逆転優勝に沸くスタジアムで時のFBI長官エドガー・フーバー・ジュニアがソ連の原爆実験成功の報を受けた場面から始まる、めくるめく20世紀アメリカ残酷物語!これが教科書では教えない世界史の裏側!
・・・というのとはちょっと違うんですが、まぁだいたい似たようなもんです。ていうかもっと言えば「信仰」の物語じゃないかと。「生きていればきっと報われる」というお題目に振り回され、その信仰の対象は野球ボールだったりローリング・ストーンズだったりたセルゲイ・エイゼンシュタインの門外不出の非公開映画だったり街角に顕現する聖人の幻だったり或いは核爆発のきのこ雲だったり、ひとによっていろいろだけど、そういう信仰にすがりながらもいつも裏切られてイテコマされて、それでも敬虔な殉教者として激動の時代を生きた20世紀の典型的な市井の人々の物語。
作中、「希求する」という言葉の語源は「絶対に手に入らない」ことを意味するラテン語である、という言及がありますが、これがある意味で作品全体を統括しているキーセンテンスであるように感じられます。「何かを狂ったように求めながら結局、ほんとうに欲しいものは何ひとつ手元に残らない」、というあまりに重過ぎる現実。
この現実を前にして、じゃあおれたちはいかに生きるべきか?

20世紀は科学がもたらした浮ついた新興宗教に人々が振り回され、あれこれ搾取された挙句に結局ほんとうに必要なものは何一つ手に入れることができずに死んでいった時代だったのですが、じゃあこれからもそうなのかというと、まぁかなり確実にそうなりそうだし、実際そうなりつつあります。例えばパソコンや携帯の使い方もろくにわからないおじいちゃんおばあちゃんがいて彼らはフェイスブックやツイッターのログインの仕方もわからないしもっと言えばそれらのサーヴィスがもたらす便益がどういうものかも知らないのに、そういう現実があるのに、ていうか世界の大部分が未だにそんな感じなのに、何かインターネットが世界全体を統べるパワーであって真実であってそれさえあれば何とかなるよ大丈夫だよフェアトレードで風評被害も防げるし放射線測定データも開示しようよいぇーーーいと大騒ぎしている悲惨な人が今回の原発事故に際していっぱい発生しましたが、まぁ、要するにみんなインターネットという霊媒にすがりたいのです。そしてそれに関してはおれも人のこと言えないし自分もすがりたい人たちの仲間みたいなものだし、何というかみんな不安なのです。だからそういう人たちを責めるのは酷なことかもしれないです。実際自分もその一人だし。

でも、そういう行いはこれからの21世紀をよりよい時代にしていくためにも、正さなくてはなりません。

また、○○○とか×××とかゴミみたいな小説しか読んだことなくてバロウズとかバラードの小説すら読んだことないくせに何か知ったような口きいて善と悪は不可分で世界は複雑にできていて人生はたいへんなんだ!とか、紀元前の昔からわかっていた事実を自慢げに吹聴してナンタラカンタラいうアニメにはまって「おテツガク」してる残念な人が大勢いてturdっぷりが甚だしいですが、まぁ、これも、要するにみんなアニメという霊媒にすがりたいのです。いやアニメというかシャフトに。なんかクールでスノッブでテリトリアルでカックィーものが欲しいんです。これだっておれは人のこと言えないです。だからそういう人たちを責めるのは酷なことかもしれないし、実際自分もその一人だし、要するに誰だって信仰にすがりたいのは山々なんです。そしてそんなものにすがってもほんとうに欲しいものは絶対に手に入らないことをしりながら、すがってしまうんです。献金してしまうんです。現実とオハナシを取り違えてひきこもったりVIPPERになったり髪をブリーチにして唯みたいな髪型になって女装(ていうかコス)という倒錯行為に走ってしまったりしてしまうのです。これは病気です。でもそれを責める権利は、もはや現在、誰にもないです。みんな多かれ少なかれ精神的にイカレているしどいつもこいつもメンヘル気取りだし困ったもんです。そして最悪なことに、それを誰も批判することができないのです。いまの世界、みんなが自分の驕慢さを上手に隠す術を知っているからです。それはインターネットで適当になんか調べてその知識を披瀝してれば自分が公正で独立不羈の完璧なジャーナリズムの構成員であるような符牒を手に入れられるからです。それはラノベとかセカイ系とか、聴いただけで虫唾が走るような腐ったゴミ文化だけの責任ではなくて、すげースケールのでかい話をすれば米ソデタントとかケネディ暗殺とかレーガン暗殺とかプラザ合意とかスターウォーズ構想とかハリバートン社の株価とかイラクの農村に撃ち込まれた劣化ウラン弾の残留放射能とか、この世界の上部構造と下部構造のありとあらゆる歴史の断片が連なってこういう世界をつくってしまったことから生じる問題なので、みんながそういう病気になってしまうのは仕方ないといえば仕方ないです。
でも、そういう行いはこれからの21世紀を、これからの日本を、ていうかこれからの人類全体をよりよいものにしていくためにも、正さなくてはなりません。



とりえあずみんな、パソコンや携帯の電源を一度切って、もっと本読みましょ。もっと本読んで勉強しましょ。そりゃアニメは楽しいしニコ動も楽しいしおれだって一日中プリキュア観たいですよ。でもやっぱり本を読んで教養を得なければ、個人がそういう努力をしなければ、世界はよりよいものになんかなりませんよ。ジュリアン・アサンジも言ってたでしょうが。「それはあなたたち次第です」と。
だから、だから、がんばりましょ。そこからじゃないと、何もはじまんないですよ。




dio_at_donington_uk.JPG

あと、ぜんぜん関係ないけどこの前Dioの『Dio at Donington UK : Live 1983 & 1987』を聴きました。去年ディグ&リリースされたライヴ2枚組で超カッコいいジャケットのデジパックに加えてそれぞれのライヴの実際のツアーパスのラミネート製レプリカが付いてきて超最高なのですが、肝心の内容も超リアルガッデムファッキン最高で頭蓋骨が割れるほどカッコいいです。ほんとうに、ありえないほどカッコいいです。特にディスク2の87年のモンスターズ・オブ・ロックの音源がシュプリームギブアシットリアルガッデムカッコいいです。やっぱDioはカッコいいし永遠にロックだし、おれもロックンロールの精神を忘れたらいかんぜよと思ったですバイ!!!ていうかもう、これがロックの代名詞ということでいいのでは…。歌唱にしろMCにしろペース配分とか関係なく最初から最後までフルスロットルで充電満タンパワー爆発しています。素ですごいです。あの身体のどこからこれほどまでのエネルギーが産まれてくるのでしょうか。真剣に、カッコいいという言葉では済まされないほど果てしなくカッコいいです。とりあえず「ロックが好き」という人でこれ聴いてないとか素で信じられないというくらいの超絶名盤なので、是非チェックしてほしいです。Dio rules!!! \m/




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自己紹介:
島根県のハードコアバンド、ヤンキー少女改め、SOFT、改め爽やかJ-POPデスメタルバンドPOSTOVOIのギター・ボーカルです。

バンドとは別にソロプロジェクトとして、チップチューン・デス・メタルを追求するF.O.D(Fuck or Die)をはじめました。MySpace

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