忍者ブログ
島根県のハードコアパンクバンド、ヤンキー少女、改めSOFT、改めストーナーロックバンドPOSTOVOIのボーカルjunkieの公式ブログ!!!
[190]  [189]  [188]  [187]  [186]  [185]  [184]  [183]  [182]  [181]  [180
よくもここまできたものだ。
貴様等は私の全てを奪ってしまった。
これは許されざる反逆行為といえよう。
この最終鬼畜兵器をもって、
貴様等の罪に私自らが処罰を与える。
死ぬがよい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『怒首領蜂 大往生 ブラックレーベル EXTRA』(5pb.)より


ゆかちだよ☆(>ω・)む~~~ん♪⊂( ^ω^)⊃ こと、みんなのアイドル井口裕香さんの「Grow Slowly」が名曲過ぎて死ねます。ニューヨーク・パンクやHusker Düを彷彿とさせるブリッジ・ミュートの応酬が心地よいハードコアなバック・トラックが鼓膜と三半規管を完膚なきまでにタコ殴りにする超名曲で、これが売れなきゃおかしいよ!!!と裂帛の叫びを思わず他人に、社会に、セカイに、所構わず情動的に張り上げたくなる抗いがたい危険な誘惑で満ち満ちています。声優のアニメソングの販促でありながら、歌なし!メロなし!惹句なし!ただ無造作に溢れ出るディストーション・ギターの洪水と思わしげなゆかち☆(>ω・)の無言のクレショフ実験のみ!!!という、オーレン・アンバーチやKTLのノイズ・コラージュもかくや、という神秘的なティザーもさながら、タイアップ・アニメ『とある科学の超電磁砲S』の孕むお気楽ラッダイト趣味に堕さない程度の心地よい(それ故に真摯でかつ、切実な)科学万能主義批判というディスクールを鮮やかに止揚した歌詞にただ、ひたすらに、滂沱と落涙!!!アニメ本編もJK片脚モギ~~~ッ!!!の驚愕の切株エンジン全開!!!でなぜか(文字通り)出血大サービス!!!で本気でおもしろいよ!!!とにかく!!!歌詞が!!!そしてその歌詞をリニアPCM出力するゆかち☆(>ω・)のロリータ・ボイス!!!が絶望と希望と夢と不安と青春とノスタルジーの撞着語法上等!!!の情景を脳内に巧みにトゥーン・シェーディング!!!「二度と来ない今 確かめて伝わった君の想い/いつかきっと私もあげよう/雲のようにそっとそっと/どこまでもずっとずっと前へ(作詞作曲は今やアニソン・クラスタのイデオローグと化した渡辺翔!!!)」ずっとずっと!!!前へ!!!後ろは振り返らない!!!ただ、ひらすらに、前へ!!!ふっふふーん♪⊂( ^ω^)⊃

まったく、アニメソングは最高だぜ!!!(cv.エレン・イェーガー)


ずっとずっと前へ!!!
心なしか、最近のアニメは斯様な限界バリバリ超絶ヤケクソ超展開をシンギュラリティにカタルシスへと駆け上るタイプの作品が多く、個人的にはたいへん好ましい風潮であると感じる。代表的な例では、今期だけでも『とある科学の超電磁砲S』はもちろん、2013年を代表するメルクマールと呼号すべき傑作『はたらく魔王さま!』における「ウダウダ言ってないで、まずは働け!」という凄まじく合理的でともすればファシズムにすら抵触する狂気(と、勧善懲悪の大義の下に全編に横溢する容赦ない暴力)、宮崎・富野・エヴァンゲリオン・まどか☆マギカに連なる因果と狂気と汎国家的精神疾患のトリプルコンボ日本民族残酷物語の発作的表出のそのlatest stuffである『進撃の巨人』における、「闘え!!!負けたら死ぬ!!!勝ったら生きる!!!闘わなければ、勝てない!!!」という、圧倒的に正しい究極の人生哲学、そしてNice boat.の元永慶一郎が放つ超大作『マジェスティック・プリンス』における「記憶消されて戦争するために生きてきて上司に死ねと言われれば散華する軍畜ですが何か?!」というヤケクソと開き直りの富国強兵翼賛オブセッションがあまりにストレート過ぎてもう一回転してしまった、ジョー・ホールドマンの傑作SF小説『終りなき戦い』にすら匹敵する「闘わないと死んでしまう(が、闘わなくても死んでしまう)壮絶な人生を生きざるを得ない人たち」のやたらコメディタッチな狂気と、まさに千紫万紅百花繚乱、枚挙に暇がないではないか。
これらの傑作群はおしなべて狂気とその狂気に駆り立てられ何かをしなければ気が済まなかった人々の凄惨な愁嘆場を巧みに活写している点で共通しており、即ち、現在の日本の深夜アニメは、多種多様な狂気がリゾーム状に暴走し指数関数的に増幅していく史上かつてない規模の芸術運動であると言えるのだ。ハリウッド映画にはもはや価値はない。いくらダーク・ナイトが、ウォッチメンが、あまつさえオオカミこどもの雨と雪が、いかなハリウッド・ライク/ディズニー・スタイルのドラマツルギーと19世紀ロマン派の誇大妄想的な劇判管弦楽とともに黒船の投錨を喧伝しようが、もはやそんなもには価値がない。そんなものには健全な狂気が宿っていない。もっとも優れた芸術とは即ち、もっとも優れた狂気であり、それ故に完全な芸術とは破綻した哲学であり、社会を瓦解させる凄絶な無秩序の定式化されたその一形態である。それはクリエイターの狂気なのか?思想の自由市場が生み出す構造的な狂気なのか?或いは、作品を批評する側のリテラシーの欠如故の不健全さがもたらす狂気なのか?それとも、日本という国が土着的に継代してきた遺伝的な狂気なのか・・・?わからない。しかしながら、この国では毎週、深夜に、極めてエクスルーシヴな周波数帯域のクローズド・サーキット・テレヴィジョンからより広汎なパブリック・アクセシビリティを誇るネットワーク・メジャーに至るまで、あまねく総てのチャンネルで、行き場を失った破壊的な狂気がモニター上にラスタライズされ、それを我々は網膜上でスキャンし、脳内に再びその像を結ぶ。歪みはその曲率をより強め、周縁部はレンズ・フレアの光の渦にぼかされ、そして狂気は常に肥大化し、我々の社会を、市場を、民主主義を、本来あるべき始原的な姿にバラバラに分解し、その無残な死骸をスナッフする。そのとき我々の脳でこだましている音楽のことを思い浮かべてみてほしい・・・それはパワー・アンビエントなのか?ティム・ヘッカー?SUNN O)))?或いはチップ・チューン?より根源的なもの?ブラック・サバス?ピーター・グリーン?狂気が狂気であるために、我々の脳を健全な狂気へとドライヴさせるために、道徳観念や公序良俗という使い古しのビクトリア朝時代のショート・サーキットをバイパスするために、テクノロジカル・ランドスケープに生きるテクノロジカル原人が平坦な戦場という名のオープン・ワールド・ゲームを無為に、何の目的も、何の喜悦もなく、ただ「プレイするために」プレイするために。そして、「プレイしつづけるために」プレイしつづけるために。我々にはそれが必要だ。狂気が。我々をブーストする狂気が。社会を後戻りできないドンヅマリの限局にまで追い詰める狂気が。そのときになってようやく、我々は次のフェーズに進める。
我々はもう、引き返せない。
深夜アニメという名のスナッフ・ビデオを、CERO Zのbeat'em up横スクロール・アクション・ゲームを。かつて8ビットのドット絵で描き出された集積回路上のバグだらけの女の子とセックスするために、ハッカー・インターナショナルのカートリッジの電子基盤とディスク・システムを受肉させ、FM音源のクワイアとともにCRTの光子のカケラとなって消えていってしまった人々に思いを馳せる。彼らはこんな時代の到来を予見できたろうか。仮にできていたなら、彼らはもっと正しい選択をしていたはずだ。彼らはかつてあった社会をかつてそうあったようにはしなかったはずだし、いまある社会もいまあるようにはしなかったはずだ。だから、この社会は間違っている。この社会には狂気が必要だ。

さあ、直視しよう。
深夜アニメという狂気を。
さあ、享受しよう。
その狂気が放つ、あまりにも正しく、寸毫の隙もない黙示録的な破壊の哲学を。
勝たなければ死ぬ。勝つためには闘わなければならない。だから、闘うのだ。この現実と、この社会と、我々を殺戮するありとあらゆる脅威と。

そしてそのとき、我々は蹂躙しつくされた無限の辺土に佇立しながらアニメソングを聴く。頭蓋骨が共振を起こし総ては原子へと還り蒼穹は力なく崩れ落ち、やがてそれが我々の聴く最後の音となる。アニメソングが終わったら、明かりを消して欲しい。かつてブルースがそうであったように。ドローンがそうであったように。MVYMRがそうであったように。世界を終わらせる音楽。もう終わっていい、と託宣を告げ、晩鐘を打ち鳴らすことを許された音楽。アニメソングは極めて破壊的で、人類が作り得た総ての調性と倍音の中で、最も歪んでいて、そして最も狂っている。狂気に満ちている。我々はもう、引き返せない。深夜アニメを観て、アニメソングを聴く。立体起動装置を駆るミカサ・アッカーマンの微塵の迷いもない双眸、日笠陽子のDischargeが如き破壊的で刹那的な情動で突き動かされ上ずるピッチ。我々はもう、引き返せない。我々に播種された狂気は、もう、誰にも止められない。狂気がこの世界を覆っていく。


さあ、深夜アニメを観よう。


PR
Comment
name 
title 
color 
mail 
URL
comment 
pass    Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
カレンダー
08 2018/09 10
S M T W T F S
1
3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
Twitter
junkie uses Twitter

最新コメント
[09/09 Shana Marley]
[08/16 Targeted website visitors]
[07/15 Targeted website visitors]
[06/29 Amber Stevens]
[06/21 Amber Stevens]
最新記事
最新トラックバック
(12/18)
バーコード
プロフィール
HN:
junkie
性別:
男性
自己紹介:
島根県のハードコアバンド、ヤンキー少女改め、SOFT、改め爽やかJ-POPデスメタルバンドPOSTOVOIのギター・ボーカルです。

バンドとは別にソロプロジェクトとして、チップチューン・デス・メタルを追求するF.O.D(Fuck or Die)をはじめました。MySpace

メールはこちら
ブログ内検索
カウンター
カウンター
最近のお気に入り
FLEETWOOD MAC "MR. WONDERFUL"


EARTH "EARTH 2 -SPECIAL LOW FREQUENCY VERSION-"


FLEETWOOD MAC "LIVE IN BOSTON REMASTERED VOLUME ONE"


FLEETWOOD MAC "LIVE IN BOSTON REMASTERED VOLUME TWO"


BLUE CHEER "VINCEBUS ERUPTUM"


MELVINS "LYSOL"


SIGH "GALLOWS GALLERY"



伊東美和 「ゾンビ映画大事典」



「悪魔のいけにえ」


「バッド・テイスト」


「愛のむきだし」


「マーターズ」
忍者アナライズ
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]